§71. ペーパクラフト風文字の作成

 ペーパクラフトで作ったようにテキストを加工するチュートリアル。GIMPのチュートリアルサイト gimp-tutorials.net より A folded and cut papercraft or scrapbook style heading の実践です。

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     完成画像。

Step1-1 ダウンロードするフォント。

Step 1

 フォントのダウンロード。

    1/ 文字をペーパークラフトで作ったように見せるには、それ用のフォントが必要なので、以下からダウンロードしインストールしておきます。このフォントはフリー。

    フォント名=Disco Deck
    ダウンロード先=http://www.dafont.com/disco-deck.font

Step2-2 テキスト入力後。

Step2終了時のレイヤー構造。

Step 2

 テキストの入力。

    1/ 新規画像を作成する。

    ファイル>新しい画像

    サイズ=640×200
    背景=白

    2/ インストールしたDisco Deckフォントで文字を入力します。作例では CRAFT と入力しています。ただ、C, R, A, F, T それぞれ一文字ずつ入力し、別々のレイヤーにします。

    フォントサイズ=160

Step3-2 文字色変更後。

Step 3

 背景へのブレンドの適用と文字色の変更。(本家チュートリアルのままですが、手順が悪いです)

    1/ 背景レイヤーにブレンドを適用します。

    設定:

    描画色=黒
    背景色=白
    グラデーション=描画色から背景色
    形状=線形
    グラデーションの方向=右上角点から左下角点 

    2/ 文字色を白に変更します。

    描画色を白に変更し、各文字を塗りつぶしツール(バケツツール)で白に塗りつぶします。

Step4-6 文字位置の適正化。

Step 4

 各文字の位置と文字間隔を調整。

    1/ Cレイヤーを上下方向の中央、イメージの左側の適切な位置に移動させます。

    2/ 整列ツールを選択します。

    3/ Cレイヤーを選択し、整列ツールプロパティの基準で、アクティブなレイヤーを選択します。

    4/ [Shift]キーを押しながら、他の文字レイヤーを選択します。

    5/ 整列プロパティダイアログボックスの ”中央(垂直方向)を基準に並べる”(中央の列の一番下)のアイコンをクリックします。

    6/ 次に、オフセットを90に設定し、「並べる」の下にある ”左端を基準に並べる”(左列の上から三番目) のアイコンをクリックします。

    【NOTE】 作例では、各文字が少し重なるように設定しています。間隔を開けたいのであればオフセット量を大きくします。

Step5-5 鏡面反転後。

Step5-7 グラデーションレイヤーを適切な位置に移動。

Step 5

 文字 C をペーパークラフト化する。

    1/ C以外の文字レイヤーを非表示にします。

    各レイヤーの左にある目のアイコンをクリック。

    2/ Cレイヤーをクリックした後、新規レイヤーを作成します。

    レイヤー名=C Gradation
    背景=透明

    3/ C Gradationレイヤーにブレンドを適用します。

    設定:

      描画色=黒
      背景色=白
      グラデーション=描画色から背景色
      形状=線形
      グラデーションの方向=右端から左端まで一杯に、且つ水平([CTRL]キーを押したまま)に適用

    4/ C Gradationレイヤーに極座標フィルタを適用します。

    フィルタ>変形>極座標

    設定
      角度オフセット=90
      他はDefault。

    5/ C Gradationレイヤーを水平に鏡像反転します。

    6/ C Gradationレイヤーのレイヤーモードをハードライトに変更します。

    7/ C Gradationレイヤーを左図の状態になるように移動します。

Step6-3 グラデーションの不要部分の削除。

Step 6

 文字 C をペーパークラフト化する。

    1/ Cレイヤーから選択範囲を作成します。

    Cレイヤーを右クリック>不透明部分を選択範囲に

    2/ 選択範囲を反転します。

    選択>選択範囲を反転

    3/ C Gradationレイヤー選択状態で、[DEL]キーを押して不要部分を削除します。

    4/ 選択範囲を解除します。

    選択>選択範囲を解除

Step7-2 ドロップシャドーを適用。

Step 7

 文字 C にドロップシャドーを適用。

    1/ Cレイヤーから選択範囲を作成します。

    Cレイヤーを右クリック>不透明部分を選択範囲に

    2/ Cレイヤーに、ドロップシャドウを適用します。

    フィルタ>照明と投影>ドロップシャドー

    設定:
      X,Yオフセット=0
      ぼかし半径=15

    3/ 選択範囲を解除します。

    選択>選択範囲を解除

    4/ 生成されたDropshadowレイヤーをCレイヤーの直下に移動させます。

Step8-1 各レイヤーをペーパークラフト化。

Step8終了時点でのレイヤー構造。

Step 8

 各レイヤーをペーパークラフト化。

    1/ C以外の各文字レイヤーに対して、Step5、6、7を実行します。

    ただし、RレイヤーとAレイヤーに関しては、極座標の角度オフセットを180度に設定します。

    2/ Step8終了時点でのレイヤー構造を左図に示しておきます。

Step9-4 レイヤーモード変更後。

Step 9

 彩色。

    1/ 全体を着色します。レイヤーダイアログの最上層に新規レイヤーを作成します。

    レイヤー名=Color
    背景=透明

    2/ 描画色を変更します。

    描画色=ffa200(HTML表記)

    3/ Colorレイヤーを描画色で塗りつぶします。

    4/ Colorレイヤーのレイヤーモードを変更します。

    レイヤーモード=ソフトライト

    完成です。

実画像。

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初版作成: 2011/01/01
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